農地中間管理機構経由で田んぼを借りる

手入れされた美しい田園風景

農地中間管理機構経由で、田んぼを借りることにした。

 

寄居町では当初、農地中間管理事業の対象地として設定されたのは旧塚田土地改良区(赤浜地区)のみで、今年から花園橋の下に広がる下耕地地区も対象となった。下耕地地区のほうが区画は整理されていて、農地1枚あたりの面積も広く、土もいいらしいが、うちの畑からは遠いので、より近い旧塚田土地改良区のほうで借りることにした。

 

狙っていた田んぼの隣に畑もあり、たぶんここも借り手はいないだろうから一緒に借りるつもり満々だった。

 

会議出席者は役場の農林課担当者、農林振興センター、地域の認定農業者や新規参入者など。これらの関係者が、該当地域の地図を見ながら、誰がどこを耕作するか、話し合って決めていく。

 

対象地域を道路や水路で区切って、どの農地を誰がやるか、順番に進行。会議に出席した農業者で借りたい人なら誰でも名乗りをあげられるが、基本的に隣接している農地をすでに耕作している人が優先的に設定農地を借りられることになっているので、管理事業対象地域内に借りている農地がない自分には優先権はない。

 

狙っていた畑に話が飛んだときのこと。農業この道何十年というベテラン(認定農業者)に囲まれるなか、恐る恐る手をあげるが、ががーん、その何十年というベテランが同じ畑に挙手するではないか!

そのベテランは狙っていた畑のすぐ近くに住んでいるとのことで、そちらに軍杯があがる。土質や今やっている畑からの距離、周囲の環境なども踏まえ、もうこの畑でやるんだ、くらいの気持ちでいっぱいだっただけにかなりテンションが下がるが、まあ仕方ない。

 

その隣の田んぼは誰も手をあげなかったので、借りられることになったが、

「田んぼやんのか!? 大丈夫かよ?」

と心配の声がぽつぽつ…。まあ、心配されんのも無理ないよね。ただ、やっぱ田んぼもやりたくなってしまったのだ。

 

ただ、御ベテラン曰く、その田んぼは水源のため池から遠いほうにある関係で水が入りにくく、かつ抜けやすいという、あららな田んぼ。事前に御ベテランに相談すべきだったとやや反省したが、まあしかたない。

 

今年の冬は来春の田んぼに向けての準備も加わり、農閑期どこの騒ぎではなくなりそうだ。

 

 

あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です