無煙炭化器を使った第一回目炭焼き試験

炭焼き試験の材料(軽トラ1杯分の篠竹)

炭焼き試験の材料(軽トラ1杯分の篠竹)

荒地再生炭焼きプロジェクトの記念すべき第一回炭焼き試験を、先輩農家とやった。このプロジェクトを心強く支えてくれる、モキ製作所の無煙炭化器を共同購入した先輩だ。

モキ製作所は、長野県にある子ども心をくすぐる「わくわく製品」を世に送り出している会社で、そのおもしろさはウェブサイトを見ればよくわかる。

モキ製作所のウェブサイト
http://moki-ss.co.jp/

さて、試験だけれど、何しろ、どんな材料をどのくらい投入すると、どの程度の時間で炭がどれだけ焼けるのか、やってみないとわからない。ということで、まずは先日、刈った篠竹を軽トラに積んで本拠地の畑へ運び、炭焼き試験をすることにしたわけだ。量はふんわり積んで軽トラ1杯分。

触れ込みによると、無煙炭化器をつかった炭焼きにかかる時間は30分から1時間程度。燃やす材料やその乾き具合などによってかわるのだろう。

無煙炭化器の炭焼き試験開始!

無煙炭化器の炭焼き試験開始!

ダンボールを焚き出しに使い、火がついたら運んできた篠竹をどんどん焼べていく。篠竹はほぼ生に近いものもあれば、かなり乾いているものもある。葉も落としていない。なるべく手間をかけずに炭焼きしたいということで探し出した道具がこの無煙炭化器なので、材料の選別や仕分けなどは一切しなかった。

たまに材料を一気に入れすぎて少しばかり煙が出てしまったことがあったが、それ以外は煙はでず、どんどん燃えていった。ただ、材料を投入していると、感覚としては炭焼きではなく焚き火だ。これで本当に炭になるのか、ただ燃やしてるだけなんじゃないかという不安もよぎる。

投入すること30分ちょっとで、無煙炭化器がいっぱいになるくらいの量の炭ができているような状態になった。今回の量の篠竹では炭化器半分ちょっとくらいの量の炭しか焼けないかもしれない、というのが始める前の想定だったけれど(とはいえ、たくさん焼けるんじゃないかという淡い期待ももちろん少しあった)、持ってきた篠竹が少しだけ残る状態で、炭化器1杯分を焼くことができた。

完全に消化して、歩留まりがどの程度か確認してからでないと正しく評価できないけれど、これでそこそこの量の炭ができるならば、伐採の手間、材料の量、焼く時間とその手間、荒地の解消などを踏まえても、プロジェクトの継続性は高いのではないかと思う。

なにしろ、鬱蒼と茂る邪魔な篠竹が畑を豊かにする素材に生まれ変わるのだから。

ただ、もちろん反省点もある。

改善すべき反省点
1、燃やす材料は大まかでいいので無煙炭化器の直径くらいの長さに切っておいたほうが燃やしやすい。

2、材料を詰めすぎない。消化の際、蓋が簡単に閉まるように、8分目くらいの投入量がいいか?

もともと焚き火が好きなせいもあるけれど、どんどん炭焼きして畑に炭を入れたいし、荒地が綺麗になっていく姿を目の当たりにすると、妙なやる気がふつふつと生じてくるので、試験終了後、さっそく次の材料確保として竹を伐採しにいった。

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