ズッキーニの種採り自家採取

ズッキーニの自家採取

今年は、遠くヨーロッパからやって来た品種のズッキーニ(たねの森さんで買ったココゼリ)を育て、種をとった。熟して種ができる段階になると表面の色が黄色っぽくなり、大きさもこれがズッキーニか?!というくらいでかくなる。カボチャの仲間だけあって、皮はカボチャのように堅くなる。

ズッキーニの自家採取

ヨーロッパからやってきたこのズッキーニは、うちの畑がある寄居の土で芽を出し、寄居の風土で育って子(種)を産み、寄居生まれのズッキーニを残してくれた。来年の春にまくこの種は、遠く故郷に思いを馳せながら、寄居の風土に馴染みつつ、寄居のズッキーニとなって、孫を生んでくれるはず。そしてさらに次の世代につなげていければ、いつの日か寄居在来ズッキーニと呼ばれるようになるかもしれない。

ズッキーニの種採り

そのときはもう、何もしなくても毎年すくすく育つ野草のように、適切な時期に種さえまけば強健に育つズッキーニに生まれ変わっているかも。そんなことを考えながら自家採取するのは楽しいものだ。

種採りは面倒くさい、手間がかかる、経済性が悪いなどと評されるけれど、未来を感じることができるすばらしい仕事だと思う。手間を惜しんではいけない、経済の論理ではなく命がつながる論理を優先したい。

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