無煙炭化器と栗の毬(いが)で炭焼き

栗の毬(いが)を材料にして炭焼きをしてみることにした。

 

なにしろ、毬はそこらへんに転がっていると、刈り払い機で草刈りをするときに刃が滑るようにやや弾かれて刈りにくいし危ない。かといって、放置しておいても分解して土に還るのにたぶんすごい時間がかかる。焼却処分するのももったいない。ということで、炭にすることにした。

 

そう考えると、炭焼きの材料ってのは、結構いろいろなところにある。この栗畑ひとつだけでも、笹のようなやや固い下草、篠竹、栗の枝、栗の毬が使える。しかも、これらは毎年、一定量が再生するから、来年もまた焼ける。

 

まず、コンテナを使って毬を集める。トングなどで拾うと時間がかかるので、手に革手袋をはめて、手でかき集める(それでもたまにイガが刺さって痛い‥)

 

一定量集めたら、紙に火をつけ、よく乾いた篠竹をある程度入れて、炎に勢いを出す。それから毬をぽいぽい放り込んでいく。

手前が集めた栗の毬(いが)、奥がそれを焼いているところ

手前が集めた栗の毬(いが)、奥がそれを炭焼きしているところ

 

ただ、毬はよく乾いているので燃えやすいと思ったが、予想に反してスムーズに燃焼せず、炎の勢いが出にくくて、途中で燃えやすい篠竹を加えて炎を強めてやらないと煙が出やすくなってしまう。実際にやってみないとわからないものだ。

 

栗の毬(いが)で炭焼き

栗の毬(いが)が真っ赤に燃えているさまはなぜか見入ってしまう。

 

でも、邪魔だった毬がある程度片付いたのが大きな収穫だ。指にささった毬が取れないけど‥。

 

それにしても、この無煙炭化器は、あまり細かいことを気にせず、焚き火感覚でいろんなものを炭にできるところがとても気に入った。材料の調整も楽(いちいち切りそろえたりしなくていい)で、ぽんぽん投げ入れていけばいいだけ。

 

前半で燃えにくいもの(太めの枝など)を入れ、終わりに近づくにつれて燃えやすいものを入れていくようにすれば、燃え残りが出にくい。この点を注意すれば、材料を均一にしなくてもまあまあいける。

 

モキ製作所、すばらしい商品を開発してくれてありがとうございます!

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