真黒ナス、カリフォルニアワンダー、奥武蔵地這、マティーナ、夏野菜の苗がすくすく!

真黒ナス

元気に育っている真黒ナスの苗

今年は今のところ、トマト以外、夏野菜の苗は順調に育っている。ピーマンの一部はピシウム君にやられてしまい、先が心配だったけれど、残ったものは元気に育ってきた。ナスは気温が上がってきたこともあって、ピーマンより成長が早い。

ナスは去年と同じ埼玉県の草加市周辺で発達してきた真黒(しんくろ)ナス。名前のとおり皮がつや消し黒の塗料をべっとり塗ったような色で、見た目はあまりよくないかもしれないけれど、皮がやわらかくておいしい。このナスを食べると、見てくれはきれいだけれど皮の硬い市場流通のナスは遠くに霞む。

(真黒に限った話ではないが)油との相性が抜群で、薄くスライスしたものをごま油で焼いて醤油で味をつけたものは、我が家定番のそうめんの付け合わせだ(もう気分は夏‥)。

埼玉丸大青ナス

埼玉の野菜を育てたくて取り入れた埼玉丸大青ナス


もうひとつのナス、埼玉県の在来青ナス「埼玉丸大青ナス」も順調に育っている。このナスは火を通すと身がトロトロになる。蒸すとさっぱり、油焼きにするとややこってり、いずれにしてもうまい。熊谷の直売所でも去年の夏はよく売れた。今年は寄居の居酒屋で買ってもらうべく、(まだ打診すらしてないけれど)去年より多くの苗を育てている。何のあてもないけれど、買ってもらえる自身がうっすらある。

ピーマンは、去年とは品種を変え、大獅子型ピーマン(肉詰めに使うような大きめのピーマン)の祖と言われるカリフォルニアワンダーを育てることにした。去年のピーマンは植え付け後の乾燥にやられたせいか、出だしの育ちがさんざんだったため、今年は立派なピーマンが取れるように燥対策をしっかりやり、秘密兵器(といってもうまくいくかどうか、まったくの未知数だけれど)のもみ殻くん炭マルチ+米ぬかで、土の温度を上げると同時に草対策、有用微生物増加を狙う! これはすごい作戦だ!(といっても、しつこいようだが、うまくいくかどうかはまったくの未知数だ)

ピーマン本来の味がしっかり残っているというこの品種。収穫が楽しみだー。

トマトは残念ながら、最初にまいたポンテローザトマトの発芽がよくなかったので、急遽、別の品種の種を追加購入してまいた。ポンテローザは日本に導入された桃色トマトの元祖といわれる品種で、こちらも昔ながらのトマトの味が残っているのが売り。
追加購入したトマトは、ドイツの伝統品種といわれるマティーナトマト。甘み豊かで酸味とのバランスもよく、おいしそうなトマト。皮がやわらかいのが売りなので、露地栽培では雨にあたって実が割れてしまうかもしれないけれど、生で食べても、火を通してもおいしいというので、うまく収穫に結びつけたい。

雨で実が割れるのを防ぐための今年の作戦は‥。

1.植え付ける畝を高くする(よくある策)

2.高くした畝にもみ殻と、もみ殻くん炭を入れて排水性と根張りをよくする。(これは一応、自分で考えたつもりだけれど、たぶん珍しくも新しくもない策だと思う‥)

3.さらに、畝間にわざと草を生やして草に水を吸わせる

これでどうだ!(もちろんこの策もうまくいくかどうかはわからない)

3は、草刈りのタイミングと刈る量をうまくやらないと、単に管理ができていなくて草ぼうぼうになっているだけだと勘違いされてしまいそうなのが怖いところだ。

キュウリは去年と同じ、奥武蔵地這キュウリ。パリパリしたキュウリが主流のような気がするなか、このキュウリは皮がやわらかくて、キュウリらしい爽やかな風味とほのかな甘みがおいしい。皮がやわらかいので、パリパリではなく、どちらかというとポリポリといった食感かな。農作業で汗を流したあと、とれたてのこのキュウリをがぶがぶかじると、暑さにやられた体が少しばかりすっきりして蘇る。

地這キュウリなので、つるがあちこちに伸び、葉の裏に実が隠れて収穫しにくいのが難点だけれど、味がいいのでことしもこのキュウリにした。

このほかにもいくつか新しい試みがあるけれど、それについてはまた今度。

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