日常や常識の外に出る

新しい挑戦をしようとしている人達がいる。

『新・冒険論』を著した角幡唯介氏は、冒険を「日常や常識、安定したシステムの外に出る行為」と表現しているから、今までの日常から出ようとしている彼らの挑戦は、冒険と呼ぶことができる。

挑戦や冒険には失敗がつきものだ。それなしに、新しい境地は拓けない。自分は既存の路線を踏襲しているだけで、何も新しい境地を開こうとしていない人達が、挑戦者や冒険者の失敗を見て笑っている。

笑うヒマがあるなら、アンタも何かやればいいだろうと思うが、笑うやつらは何もやらないから笑えるのだ。
挑戦や冒険の意味、苦労、悩み、もやもや、拓けたときの達成感などが、何もわからないから、笑うのだ。

日曜日の午前中、いつもこんな言葉をかけている。
「どんどん失敗してください。ここは失敗できる場所です」

失敗できる場所が、世の中からどんどん失われている。
誰かがなにかやってくれると期待しながら、何かをやり始めた人たちを笑う。
「できるわけねえ」
「やっぱりダメだったじゃねえか」

笑いたいやつは笑っていればいいだろう。アンタたちには、おれたちが見ようとしている景色は見えやしないのだから。

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