実体験からにじみ出ることば


日曜日はよりい週末有機農業塾。今日は田植えをした。晴れた日の下、泥のぬめりを感じながらの田植えは気持ちがいい。

終わった後、参加者の人たちの深い話を聞く機会に恵まれた。

「なんで自分で野菜を育てたいと思い、この農業塾に申し込んだのか」

そういう話だが、安全安心とか、環境意識が高いとか、ロハスやらオーガニックだとか、そういう馬耳東風的な話ではなく、みな、分野や世界は違えど、今までの生き方に深遠なモヤモヤを抱え、もがきながらそれを乗り越えようとしてきた、実体験からにじみ出る言葉に溢れていた。

野菜の育て方なんて、はっきり言ってどうでもいい。そんなものはネットに溢れているのだ、核心は自らの生き方と真剣に向き合い、どう変えていくか、そういうことを常々、綴ってきたおれは、みんなの話を食い入るように、ひとつひとつの言葉に耳を傾けていた。

どこかで聞いたような話とか、取って付けたようなネタとか、かっこよくて耳障りのいい物語は、ひとつもなかった。

Facebookとかインスタで吠えてるから、この農業塾に申し込む前にそういうのを読んでた人たちからは、

怖い人だと思った
私なんかが申し込んだら「農業なめてんじゃぇね」って怒られるかと思った

そんな声も聞いた(笑)。狙っていた訳ではないが、結果として吠え続けてきたのは正解だった。おれの遠吠えを聞いた上で申し込んでいた人たちは、向き合い方の眼差しが違う。

流行り廃りで申し込んできた人はいない。
そういう心を持った人たちなら、きっと野菜の根が大地を掴むように、きっとしっかり根を張るだろうと思っている。

帰り際、1人でぶつくさ考えていた。
この農業塾、いい場所になってきたな、と。

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