不耕起でミミズが増える

田んぼの作業に追われ、梅雨と重なり、蒸し暑さと雨で畑の草がぐんぐん伸び(野菜もそうなればいいのに😓)、あっという間に原っぱのようになりかける。

あっちも草、こっちも草。草が食えたら野菜なんて育てなくていいのに、とか考えちゃう、

しかしまあ。文字通り食っていくため、一つずつ、地味に草から野菜を救出している。

今日は薩摩芋。畝間の草を鎌で取っていたら、やたらフトミミズと出くわした。あっちにも、こっちにも、フトミミズがうねうねしている。間違って鎌で切ってしまわないように注意するのが面倒になりそうなほどの数だ。

こんなにたくさんのミミズを畑で見たことはない。耕さず、落ち葉や草が蓄積したところで、ミミズたちがせっせとそれらを土に還し、野菜がすくすく育つ土に育て上げてくれる。

こうなってくると、この畑自体が大きな財産となる。外部から資源(肥料、堆肥)を投入しなくても、この畑自体が独立した生産体系として成立するからだ。

マルチも使わないし、種も自家採種率を少しずつ上げているから、経費はどんどん減ってきている。売上は大して上がらずとも、必要な利益は上がる。

そうすると、またさらに金銭に対する依存度が下がる。

経費が少ないということは、外に出ていく金が少ないということ。売上は上がったけど、それに連れて経費も上がった、なんていうありがちな罠にも落ちない。

ただ、耕すことをやめただけで、こんなにも大きな変化を目の当たりにして驚いている。

あとは、草をもう少し抑えられるようなやり方を考え出そう。

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