世界が変わる朝ごはん

朝ごはんは野菜たっぷりのトマトソース塩麹煮込み。
人参、ピーマン、なす、おくら、ニンニク、玉ねぎ、トマトと米は自家製、塩麹もおーんちゃんがうちの米を使って麹から仕込んだ👍

何でもかんでも買う(つまりそれは、そのものを生み出した人の労働力や仕事に依存)のではなく、自分の手を動かして、できるところから暮らしを作り上げていくと、その過程で自分の周囲の風景が変わっていく。この風景を、自分が認識できる世界という意味で、環世界ということを学んだ。

例えばうちの庭は引っ越してきた当初、かなり荒れていたが、ばんちゃんに手伝ってもらいながら手入れをしていき、桃、無花果、柿、いちご、茗荷、バナナ、蕗、紫蘇などを育て始めた。
世間でエディブルガーデンと言われるやつだが、中卒で頭の弱いおれは、「食べられる庭」と呼んでいる。

自分の手を動かして、荒れた庭を食べられる庭に変えたことで、おれが認識する世界は小さく変わった。

世界はひとつのように見えるかもしれないが、物理的、時間的な制約があるため、遠く離れた土地の出来事を、目の前で起きていることと同じように認識することはできない。ということは、AさんとBさんが認識する世界(環世界)は違い、この二者だけで2つの世界があることになる。

自分で田んぼと畑を作り、米と野菜が採れるようになって、今日の朝ごはんは生まれた。この暮らしを始める前まではなかった朝ごはんが自分たちの日常に加わったことで、またひとつ、おれの環世界は変わったのだ。

今日もクソ暑い予報だが、世界を変える仕事に汗を流そう👍

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