水路の掘りさらい 田んぼの生産性って何だろう?

新しく借りた田んぼの水路がつぶれているので、その補修(掘りさらい)を今頃になって始めた。やることが多すぎて手に負えない…。

近くで田んぼを作っている地元の翁が

「詰まっちゃって水が流れにくくなっている」

と言っていた場所を確認する。道路下の土管を入れたと聞いた部分が手前しか見えず、奥の方どうなってるのかまったく見通せない。これで水、流れんのか?と思うが、水を出していないのになぜかちょろちょろ流れはある。

その下流を見ると、崩れた畔でほとんど埋まっていて、そこに草が生えている。もう水路とは思えない状態である。試しにスコップを入れてみると柔らかい。ただ、土が水を含んでいてどろどろになり、そこに草の根が絡んでいて重たい。

えっちら、おっちら、さらっていくと、さらった部分に水が流れ込み、少し流れがよくなる。作業が進む実感が目の前ですぐに展開されていく。さらに、えっちら、おっちら、続けると、流れてきて溜まり始めた水にどこからともなくやってきた蛙が嬉しそうにぽちゃんと飛び込む。これはうれしい。

やはり、水があると生き物が増える。水は命の源なんだな。

田んぼをつくるために水路の掘りさらいが必要だからやっている。その結果、蛙をはじめとする生き物がやってきて揺籃の場になる。蛙を呼び込むのが目的ではないのだが、田をつくると蛙が増える。蛙が増えるということは当然、その餌もある(生まれる)ということだ。

蛙が増えると、田植えの時期に蛙たちの合唱が生まれる。それは稲作の歴史とともに続いてきたこの季節の風物詩でもある。田を作ると季節が生まれると言えるわけだ。

田んぼの生産性とは何なのか、改めて考えながら、ひたすら掘りさらいを続け、水が開通!!

もう乾杯するしかないよね、ということで、帰りにスーパーによってビールを一本買って帰った。

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