今回は畑での実作業1日目。むかごを発芽させた大和芋の苗を植えた。
まず、肥料等に依存せず、以下のようなポイントに沿ってどのように土を育てるのかを説明する。
①草を刈るときは根を残して刈る
②刈った草を野菜の株元などに敷く
③土壌生物のすみかをつくる(耕うんなどで壊さない)
④マメ科、イネ科の草や緑肥を組み合わせて使い、養分と有機物を畑に補給する

また、田畑と里山とのつながりを回復させることが地域農業の安定的な持続に重要であることから、市販のプラスチックや金属の支柱ではなく、里山で刈ってきた篠竹を使って大和芋のつるを誘引するやり方を実践した。市販の資材をまったく使わずにはなかなかできない(それくらいおれたちの生きる力は弱くなった)が、身の回りの環境を見直し、何でもかんでも買うのではなく、少しずつでも自分でつくることを取り入れていけば、おのずと力は戻ってくるものだ。そういうことを現場で実践しながら体で理解して欲しい。
本当に大切なことは誰かに教わって身につくものではない。毎日の小さな行動の積み重ねの中から自分で気づき、自らの血肉のように体得していくものだと思っている。教えてもらえば身につくのなら、世の中の諸問題はとっくに解決しているはずなのだ。

体の芯までしみ込むような理解に達すれば、見える世界が変わり、それに連れて暮らしの表情はきっとどんどんおだやかになっていく。

