
埼玉県寄居町男衾地区ある谷津沼を中心とした稲作の世界は農林水産省の日本農業遺産に認定されていますが、作り手のいない田んぼが出てきています。恵みの天である水を巧みに活用する知恵と技術、風土に根ざす食文化や景観、生物多様性をも守ったこの農の世界を有機稲作の里として蘇らせる夢を見る農民の記録です。
トラクターのような高価な大型機械がなくても、意欲さえあれば誰もが自給用の小さな田んぼが作れる場を整えたい。家庭菜園があるなら家庭田んぼもあっていい。そんな小さな田んぼが作れる人を増やすことで、将来的に男衾に有機稲作の里を蘇らせることを夢見る二人が、2026年3月から田んぼ教室の試行版を始めます。

荒れた耕作放棄地を自分たちで手入れして作り上げていく教室なので、一般的な農業教室のように設備や環境は整っていませんが、この教室で一番伝えたいのは、効率や短期的な利益ではなく、現代人が失ったつくる喜びや楽しさ、そして最も重要なのは新たな視点の獲得です。
ここで取り戻したいこと
谷津沼を中心とする稲作の世界は…
取り戻したいのはいにしえの農の世界です。(古い農業技術という意味ではありません)
この文章は書きかけです。これから増やしていきます。農繁期になったので文章作りはなかなか進まないかもしれません(泣)
具体的には以下のようなことです。
①里山の再生 山の息吹なしに田はつくれない
ここで田んぼを作っていくためには、水源となる里山の手入れが欠かせないとの思いから、地権者と相談し、里山の一部の手入れをさせてもらうことにしました。
一昔前、里山は燃料や食べ物、土木・建築資材、家畜の餌、田畑の養分などをもたらしてくれる、暮らしに欠かせない存在でしたし、恵みをもたらす存在として、さまざまな信仰や行事、文化を生み出してきました。
時代が下り、石油やガスが一般家庭に普及し、資本主義の浸透によって仕事の分業化や効率化が進んだことで、里山の価値は崩れていき、その姿は多くの人々の視界から消え去っていきました。
さらには、「再生可能」エネルギー推進という名のもと、平地林を含む山の木が伐採され、山肌にかさぶたのような太陽光発電パネルがびっしりと張り付けられています。
ものごとの価値を図る尺度が次々とお金に置き換わっていき、美しい景観や季節感、生き物たちの躍動の場、恵みを得る喜び、協働、自然を畏れて敬う心のような、お金にならないものは、経済成長という号令によって目の前からかき消されていくのです。
お金がなければ生きていけない時代ですので、カネなんていらないと言うつもりはありませんが、生きるためにお金が必要なのであって、お金のために生きているわけではないはずです。
では、この究極的な矛盾と立ち向かうため、自分ができることは何だろうと考え、下草を刈り、初めてチェーンソーの使い方を教わり、斧を振って木を間伐し、少しずつ里山をよみがえらせていくことを始めました。題して「里山自伐型自給林業」です。
決して消えることのない矛盾に押しつぶされないための、「山と生きていく」という自分なりの小さな抵抗です。国家や制度を変えようとは思っていませんが、自分の中でものごとの見方が大きく変わりました。そういう人を周囲に増やし、同じ夢を見ながらここで生きていきたいなと思い、今日も何かを続けていきます。
②豊かな生き物のにぎわい
これから文章つくります。
③風景の回復
これから文章つくります。
たぶんまだ続きます。
今までの活動記録はカテゴリ「男衾に有機稲作の里をつくろう」で公開しています。
