今年も、9月に入ってから植える野菜は防虫ネットを使わず、耕すのをやめて3年目くらいになる畑に、マルチもせずに植えていっている。
土が明らかに変わってきた。表面から団粒化しているのが見て分かる。苗を植えるために植え穴を掘ると、全体的にまとまりつつ、軽く握るとホロリと崩れる。まさに団粒構造だ、
まとまった量の雨が降っても、まったくぬかるまない。水がすーっと染み込んでいき、土に保水力もついてきた。
草を抜くと、根が土をがっしりつかみ、根についた土でドレッドヘアのようになる。根が微生物を引き寄せる物質を出している証だ。微生物相が豊かになり、病原菌がはびこらなくなる。
耕さないので、蜘蛛やはさみ虫、オサムシなどがたくさん定着してきた。彼らは、この時期の野菜の天敵となる蛾の幼虫も捕食する。協力な助っ人たちがだいぶ増えた。
目指してきた、資材ではなく、生き物の力を借りて作物を育てる世界が、現実のものとして形になってきた。

