引き続き、男衾有機家庭田んぼ教室(埼玉県寄居町)の環境整備をやっている。
もう、教室はオリエンテーションが始まったが、まだ整備は途中という状態……。ふだんの仕事をし、頼まれ仕事もやりながら、新しい試み(田んぼ教室)を形にするのは、なかなか骨が折れる。儲かるかどうかだけが価値判断の基準だったら、こんなことはやっていられないが、物事の見方が変わったおかげで、儲からないことにも意味を見出せるようになった。
いや、儲からないことのほうが、意味深いものが圧倒的に多い気がする。
間伐して皮をむき、丸太ベンチをつくろうとしている檜が、皮をむいたところまででずっと止まっているので、なっちゃんの発案で見つけた休憩場所へ運ぶ。と、その前に、その休憩場所予定地には、田んぼ整備で大量に発生したごつい草置き場になっていたので、フォークでそれを一か所に積み上げて踏み込む作業をやる。
毎朝、ちょこちょこ刈っていた頃を少しばかり思い出す。
かなりの量だが、夏ごろにはたぶんそれなりに分解されて堆肥になるだろう。そしたら田んぼに戻せばいい。
土から生まれたものを土に還していれば、環境は荒れない。
環境を守ることは、よく考えると家計にも優しい。
「買ったほうが安い」というのは、売りたい人たちの宣伝文句に過ぎない。
さて、丸太である。まだ乾いていないから、結構重たいけど、それっぽく並べてみると、なかなかいい感じだ。
協力的な田んぼ教室の参加者の方が、休憩場所に使えるテントを持ってきてくれることになった。ありがたいことだ。「やる人」と「やってもらう人」の垣根が自然と崩れていけば、世の中の多くの問題は解決するんじゃないかなんて考えてしまう。
この教室は「田んぼ教室」という名前だが、田んぼの作り方(技術)なんてどうでもいいと思っている。そんなことより、田んぼを作ることで見えてくる世界を感じて欲しい。垣根が崩れれば、それが少し実現するはずだ。

