恵みに溢れたぜいたくな暮らし


畑で採れたたくさんのゆずの果汁を搾って、瓶に詰めた。第一弾の分だけで、日本酒の4合瓶に半分弱の量になった。これで当分、自家製ポン酢やドレッシング、ゆずソーダが楽しめる。

たくさん出る種は、おーんちゃんが手作り化粧水の原料に使う。

搾った後の皮は、湯船に浮かべて一日早いゆず湯にした。自然が育てたゆずの爽やかな香りが風呂を包み、心から寛げる時間が生まれる。汗を流して働き、その結果、得た自然の恵みは、金を払って手に入れたものとは、意味合いも、響きも、感触も、全て違う。

使い終わったら堆肥の材料にして土に還すから、土が豊かになり、来年はまたたくさんの実りを届けてくれるだろう。

金ばかりに囚われ、金を中心に人生が回る生き方だと、この暮らしは貧相に見えるに違いない。

ものの見方が変わっただけで、恵みに溢れたこんなにもぜいたくな暮らしが実現できるということを、これからも伝えていきたい。

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