よりい週末有機農業塾のパンフレット

よりい週末有機農業塾

よりい週末有機農業塾
よりい週末有機農業塾も早いもので3年めが終わりに近づいている。

この事業案を考えた当初、10年続ければ湧き水のように水が滴りはじめ、20年やればそれがせせらぎを成し、30年の継続により切れることのないひとつの小さな流れを生む、そんなイメージだった。

この地域で、自分たちで暮らしを作る人たちの水がポタポタと滴り始めるまであと7年。と言っても、単に続ければいい訳でもない。目標を達成するためにすべきことは何か、いつも考えながら少しずつ手入れをしていく必要がある。

ということで、来年度に向けて関係機関と相談し、よりい週末有機農業塾の案内パンフレットを作ることにした。パンフレットといっても、まずはA3の用紙を二つ折りにした4ページの簡素なものだが、情報発信は何より大事だという認識がある。知ってもらわなければ、存在しないのと同じだからだ。

この農業塾がどんな場で、どのような人たちが参加し、どう動いているのか、その一部でもいいから伝わるような内容にしたい。

出来上がったら、まずは寄居駅南口駅前拠点施設Yottecoに設置してもらう予定だ。情報もあちこちに発信すればいいというものでもない。この地域と関わろうとする人、ハイキング等でもいいから何らかの興味を持った人たちに向けて伝えていきたい。
何しろこれは、小さな地域で奏でるささやかな革命の歌なのだ👍

あわせて、Spotifyを使ったリアルタイムの発信も考えている。空気感がうまく表現できれば、きっと骨のある人たちに響くはずだ。

つい、あれこれ手を出したくなるが、所詮、おれができることなんてたかが知れているのだから、この農業塾というありがたい場を育て上げ、どうすれば小さな農の輪を生み出し続けることができるかに注力しよう。

何より大事なのは、自分の足元を見続けることだ。

オクラの種取り

オクラの種取り

オクラの種取り
日曜日はよりい週末有機農業塾。オクラの種取り、大根の間引き、ブロッコリーの植え付けをやった。

オクラは当農業塾一年目の参加者のみなさんが種を取り、ニ年目につなぎ、それが3年目の今年にも無事につながったもの。豊かな実りと学びが土をとおして繋がっていく。

石倉一本ねぎ
ねぎは立派に育ち、2種類の違う品種をまいた小松菜もすくすく育ったので、収穫して食べ比べてみてもらうことにした。江戸時代から続く小松菜と、効率を追求した結果生まれた小松菜と呼ばれる小松菜のような野菜(小松菜と中国野菜との交配種)。後者が現在の主流で、前者はほとんど見かけなくなった。

理屈を学ぶことも大切だけど、まずは自分の舌(感覚)で違いを感じて欲しい。自分たちが食べているものは一体何なのか、そんなことを食卓でもう一度考えるきっかけになれば嬉しい。

手作り味噌の食べ比べ会


よりい週末有機農業塾の昨年度の参加者のみなさんが飲みに行こうと誘ってくれたので、みんなが大ファンになった寄居町の居酒屋か~むさんへ。

農業塾で作った味噌を各自持ち寄り、食べ比べ会もやった。使った大豆と麹、水は同じ。違うのは混ぜた手(についてる常在菌)、塩、貯蔵環境。その違いが味にどう影響するかを見たいというおーんちゃん発案の企画だ。

結果はかなりおもしろかった。風味も色もみんな違うのだ。あー、味噌はやっぱ生きてるんだな~。

楽しみのか~むさんの料理は

6種類の季節野菜のナムル(全部味付けが違う👍)
柿のサラダ、栗の渋皮煮、みそピー、焼きカブ、かぼちゃの煮物の盛り合わせ
冬瓜とインゲンと肉厚ソーセージのスープ
30日熟成のツムブリの刺し身、
秋刀魚の炊き込みご飯
デザートはどら焼きのアケビジャムのせ

季節の食材をふんだんに使った数々の手作りの皿は、居酒屋さんなのに味が濃すぎなくて、食材の味がちゃんと伝わってくるし、酒にも合う絶妙な味付けで、いつもどれも大満足。気を使ってサービスしてくださるのも嬉しい🥰

近くにこんなすごい居酒屋さんがあるのがありがたい。もっと近かったら、もっと嬉しいのに🤩

か~むさん、ごちそうさまてました。
みなさん、誘ってくれてありがとう🥰

おれたちが食べてきたものは何だったのか


日曜日はよりい週末有機農業塾。
今日は踏み込み温床の解体をし、小川青山在来大豆の枝豆の茹でたて試食をしてからそら豆の種をまいた。

みんなで取ってきた、荒れた竹林の竹と、そのすぐそばにある杉の枯れ葉を燃料にし、火を起こして採れたて、茹でたてを頬張る時間。

「いつも食べてるのと全然違う!」
「香りと甘みがあって本当においしい!」

そんな声がこだました時間だった。

いつも食べてるのと全然違う、という声は、本当によく分かる。おれも、農業を始める前に当たり前のように、何の疑問も感じずに食べていた野菜と、いま、食べている自分で育てた野菜の味は、まったく違うと感じているからだ。

じゃあ、前にたべていたものは一体、何だったのだろう??

効率?
見た目?
安さ?
利便性?

少なくとも、それは、おしいさではなかった、ということが実体験でよくわかった。

そんなことを書いてみたくなった。

ホームセンター入手の資材で苗土づくり

よりい週末有機農業塾

日曜日はよりい週末有機農業塾。
今回は成平いんげん(固定種)、ときわ地這きゅうり(固定種)の種まきと、カイラン(固定種)の鉢上げをやった。

よりい週末有機農業塾

自給的な農業をするなら、本来は苗土も自給したいところだが、誰でも始めた一年目から苗土を自給できるわけではないだろうから、ホームセンターで一般的に売っている赤玉土、腐葉土、もみ殻くん炭、堆肥などを混ぜて苗土を自分で配合するやり方を紹介した。

よりい週末有機農業塾

混ぜればいいだけの単純な作業に思えるが、必要量を見極めて、希望通りの配合比率で混ぜるにはどうすればいいのを考えるのに、意外と頭を使う。ちょっとしたことに気づけばすんなり進むことも、複雑に捉えすぎてしまい、おろおろしてしまうことがあるものだ。

よりい週末有機農業塾

来週は直売所での出荷体験を予定している。

ものの見方を変える

よりい週末有機農業塾

よりい週末有機農業塾

日曜日はよりい週末有機農業塾。今年度は子どもも参加しているから、畑が賑やかだ。いろんな生き物をつかまえたり、花を摘んだり、駆けずり回ったりして遊びつつ、たまに畑仕事にも参加🥰 子育てをしている世代が、親子で学べるいい感じの場になってきた。

毎週、この場に通うことで早くも見える景色が変わってきたという言葉が聞けたのが嬉しい。

「プランターできゅうりを育て始めたんです。そしたらおもしろくて、この間は一本ですが初めての収穫に感激しちゃって。ただ、もっとびっくりしたのは、隣の家の人が何年も前からずっときゅうりを育てていたのに、それに全然気づかなかったってことに気づいたことです!」

同じ風景を見ていても、興味や関心が違えば見えるものは変わる。自分で育てることに興味を持ち始めたことで、新しい景色が見えるようになった、つまり世界が広がったのだ。

小さな変化を起こすにはやり方を変えればいい
大きな変化を起こすなら、ものの見方を変える必要がある

野菜の育て方なんて、自分で学ぼうとすればいくらでもできるから、そんなことを教えようとは思わない。作業の手順とか技術論だけを語るのもつまらない。

参加者の方も、貴重な時間を使って来るのだから、新しい世界への視点を拓く場にしたい。

視点が変わらなければ、いつも誰かが何かのやり方を教え続けなければならない。でも、一度、視点が拓かれれば、行動ば自ずと変わってくるから、あとは各自がのびのびと活動すればいい👍

この視点を拓く時間をともに過ごすには、参加者数は6人くらいがちょうどいい。参加者が増えればいいというものでもない。

何のためにやっているのか
意味のある時間になるか

このふたつは外さないようにしたい。

ベテラン農家にはできない農業教室

よりい週末有機農業塾

よりい週末有機農業塾
よりい週末有機農業塾が全国農業新聞の取材を受けることになった。以前、お知らせした埼玉新聞の取材は、いろいろ準備したのに結局、音沙汰なしで終わったが、今回の話は日時も決まった。

取り上げられる事それ自体は、別になんていうことはない。向こうもネタを探している、それにはまったというだけのことだろう。

ただ、野菜の有機栽培を学ぶという触れ込みなのに、毎週日曜日、6人ぽっちの受講生を山やら荒れた竹林やら田んぼやらに連れ回して、
「どうしてそうなのか」
「なぜそう思うのか」
と、むさ苦しいほどに質問を浴びせる場は、小さな町の農業委員会が主催している農業教室としては、全国的に見てもたぶん異色だから、ネタとしてはそれなりにおもしろいだろうし、まだ知らない人に知ってもらえる機会になるのは嬉しい。

変わり者の農業教室ができるのは、いい意味で寄居町農業委員会がおれに丸投げしてくれているからだろう。あれこれ条件や制限を設けず、自由にやらせてもらっている。ありがたいことだ。

自分が必要だ、大切だ、意味があると思えることがあれば、新企画として盛り込んでいる。そんなことをしても、準備などに手間がかかるだけでうちが儲かるわけじゃないが、いつも、これは何のためにやっているのかということを自分に問うている。

民間が営利目的でやる場合は、常に採算性とのにらめっこになる。それなしで内容を考えられるのは、自治体のバックアップがあるからだ。これもまたありがたい。

年間を通して40数回もあるのに、受講料はたったの5,000円(一回あたり100円ちょっと)だから、つまらなかったら途中でやめていく人が間違いなく出るだろう。そういう怖さを常に抱えているのも、前述の「むさ苦しさ」に繋がっている。

ただ、幸いなことに受講生の反応がいい。

察するに、収穫体験のような
「あはは~ 楽しい~」
とは対極にあるおもしろさが少なからず伝わっているのだろう。言うなれば、未知の世界をガイド付きで旅するような、知的好奇心が揺さぶられるおもしろさだ。

それは、農家の生まれではない、農の外からやって来た人間だから案内できる世界でもある。内側にずっといると、それが当たり前になってしまい、見失うものが多々あるが、外の人間には斬新に見える。

椅子に座ってパソコンを叩くことしかできなかった会社員から、農の世界に入ってきて得たり感じたり知ったりしたことを、同じように農と接点のなかった人たちに追体験してもらえたら、きっとおもしろいはずだという感覚もある。

ガイド歴はまだ3年目‍と経験薄弱だが、これからも改良を加えて、この道何十年のベテラン農家にはできない農業教室をやってやるぞ!

有機農業塾の人参はなぜうまい?

よりい週末有機農業塾

よりい週末有機農業塾

今日はよりい週末有機農業塾。春人参の間引きをやった。間引いた人参をその場で洗って新鮮なうちに食べてもらう。余計な講釈はしない。まずはその味を自らの舌で感じてもらう。

「わ、人参の味がする!」

人参なのだから人参の味がするのは当たり前だと思うかもしれない。でも、世の中の多くの人参は、人参の形をしているけれど人参の味も香りもしない。

「もっと食べたい!」
といって、子どもが人参にかぶりついている。

いつも食べている人参と、目の前の人参の違いは何なのだろう。

無農薬だから、ではない。

みんな美味しいものが食べたいはずなのに、味も香りもしない人参が生まれるのは、なぜなのだろう。

そういうことをこれから考えていってもらいたいと思っている。

ここはよりい週末有機農業塾。栽培技術を学ぶだけの農業教室じゃなく、自分の体と命の礎となる食べ物が生まれる世界を案内する場にしたい。

2023年度よりい週末有機農業塾開講

2023年度のよりい週末有機農業塾が始まった!
今年度も生き方を見直そうとし始めた人たちが集まった。

子どものアトピー性皮膚炎をきっかけに食べ物のことを考え始め、本当の食べ物の味を知った人

コロナやウクライナ危機が仕事や暮らしの多方面に影響し、今まで信じてきた構造がガタガタと崩れ去った人

机に座ってパソコンのキーを叩くことしかできず、自分では本質的に何も生み出せないことに気づいた人(かつてのおれと同じ😵‍💫)

現金になるべく依存しない暮らしを実践し続けている人

これからの時代を生き抜くには自分の手で食べるものを生み出すことが何より重要だと感じ始めた人

思考が農や土に向き始めた人たちの話は聞いていて飽きない。同じ世界に生きているのに、見えている景色がこんなにも違うものなのかと感じる人が多いなか、今年度もおれたちと同じ風景を見ようとしている人たちが受講生として集まってきた👍

忙しない毎日のなかで考える余裕すらなく、何かおかしいよなと感じながらも、その根本的な部分が何なのかなかなか気づけず、悩み、さまよい続けている。明確な答えはなかなか見つからない。
それでも
「何か行動してみようと思ったんです」
という今回の受講生の言葉通り、動いてみなければ変えられるものも変えられない。

今年度も自分の人生と真剣に向き合い始めた人たちと過ごす日曜日が始まる。準備や運営の苦労は多いが、それを遥かに凌ぐ喜びとやりがいがある🥰

2023年度よりい週末有機農業塾募集開始

よりい週末有機農業塾

よりい週末有機農業塾
2023年度のよりい週末有機農業塾の受講生募集が始まった! 今年度から里山整備と出荷体験を明確に打ち出すことにした。田畑だけで完結しない有機農業塾にさらなる深みを持たせよう。

募集要項は以下の通り。

 農業委員会では、農業にこれから取り組みたいと考えている方、農ある暮らし、自給自足的な農業に興味のある方を対象に「よりい週末有機農業塾」を開催します。

●日時
5月上旬~令和6年2月の毎週日曜日
午前9時から3時間程度

●場所
東武東上線男衾駅近くの畑(埼玉県大里郡寄居町内)

●対象
野菜の有機栽培に興味があり実践してみたい方

●定員
6人(応募者多数の場合は抽選)

●内容
年間15品目程度の野菜の有機栽培体験、町内での有機栽培を実践する農家等の見学、里山整備、出荷体験、農産物加工体験など

●費用
5千円程度(資材代等)

●申し込み
寄居町役場産業振興企業誘致課に備え付けの申込書または以下の申込書に必要事項を記入し、4月21日(金曜日)までに同課へお申し込みください。

●備考
*応募者多数の場合は抽選となります。
*連絡先は本業務以外には使用しません。また、講師には連絡を行ってもらうため、この情報を提供させていただきます。
*保険は個人で加入をお願いします。
*車の場合は、ほ場に駐車場がないため、近隣のコインパーキングなどをご利用ください。

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