畑には知らないことがたくさんある

サニーレタスの花
昨日のよりい週末有機農業塾。

秋に植えたサニーレタスの花が咲き始めているのを見て、何人かの参加者の方がざわざわしていた。薹(とう)立ちしたサニーレタスなんて見たことないだろうから、ざわつくのも無理はない。実のなる野菜以外は、種取りでもしない限り、栽培している人でも花を見ることはほとんどない。
高い塔のようにそびえ立つさまは、サニーレタスとは思えない姿でおもしろい。

「これ、食べられるんですか?」
という質問があった。アブラナ科のとうは生でかじってもどれもおいしく、販売もしているけど、レタス類のとうはなぜか食べたことがなかった。変な先入観があったのだろうか。

試しにその場で食べてみたら、強烈に苦くてとても飲み込めない。一回噛んだだけで、吐き出してしまった。こんな苦い野菜は食べたことがない。子どもの頃、親に飲まされた漢方薬より苦い気がする。ぐわー、にげっ!

その様子を見た参加者の方が
「炒めて食べたりしたらおいしそうですよね」
とめげない😅チャレンジ精神を発揮。口のなかにしばらく強烈な苦味が残ったままのおれは、とてもじゃないけど、工夫して食べようという気にはなれず、
「たくさんあるから、食べてみるならがっつり持っていっていいですよ」
と言うのが精一杯だった😥

農業塾修了後、自宅に帰ってサニーレタスのとうを食べた人が
「炒めて食べたらとうも柔らかくておいしかった😋🍴💕」
とLINEで教えてくれた。加熱するとあの強烈な苦味は消えるらしい。

畑にはまだまだ知らないことがたくさんある。だからおもしろい。花を咲かせるまで野菜を畑に置くのは長い時間がかかるので、小さなよりい週末有機農業塾の畑ではなかなか難しいけど、自分たちの命を支える野菜がどんな一生を送るのかを知るのは、きっとなんかの意味があるだろうな。

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よりい週末有機農業塾/埼玉県寄居町

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