稲刈りの遅れと畔の崩壊…
台風やら雨やらで、稲刈りがずれずれ、遅れ遅れになっている。
何しろ、田んぼから水が全然抜けない。排水口からは水がどんどん出ているのだけれど、田んぼの表面の水量はなぜか減っているように見えない。排水を始めるタイミングが遅かったのと、水の抜けにくい性質を見抜けなかったのが原因かと諦めかけたところ、もちろんこれらも影響しているのだろうけれど、畦を回ってみたら、最大の理由を発見!
田んぼは棚田のようになっていて、そのうちの最上段にあり、さらに上にはため池がある。そのため池から水がにじみ出た水がせせらぎのようになり、ため池と田んぼの間にある崩壊した畔から進入していたのだ。
なんてこったい。
ということで、急遽、畔の修復と、せせらぎ浚い。浚うと還元状態になって真っ黒になった田んぼの土が見えてくるので、せせらぎだなんて美しい響きではなく、どぶさらいのような風景になるわけだけれど、それはともかく、さらってさらって深さを出し、そこを伝ってため池の水が排水されるようにしつつ、崩壊した畔を直す。
水をたっぷり含んだ田んぼの泥は、はっきり言ってべっちゃりと重い。鍬で泥をかき出すと、ねっちりと鍬に泥がまとわりつき、それを振り払い、さらにかき出す。その繰り返し。腰にびびびーっと響く作業だ。
これで、進入は食い止められたはず…。
もう数日待てば、雨が再来する前になんとかバインダーで稲刈りができるくらい、水が抜けるだろうか。
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