天王寺カブの販売に苦戦&固定客第1号誕生!?
今日はいいことがあった。
わくわく広場さんに今日の野菜を納品しに行ったときのこと。値段のついたバーコードシールを出力し、それを野菜に貼って棚に並べ終わり、さて帰ろうかいうところで、一人の男性のお客さんが携帯で「有機野菜がどうのこうの」と話している声が耳に届いた。
ん? 有機野菜? ひょっとして。
「ええと、赤いシールが貼ってあるやつ? チンゲン菜が○○円、キャベツが○○円、大根が○○円…」
そう、赤いシールが貼ってあるやつとは、うちの野菜のこと。赤い文字で「農薬と化学肥料を使わずに栽培しています」と記したシールをそれぞれの野菜に貼っているのだ。うちは有機栽培ですべての作物を育てているけれど、有機JASの認証をとっていないので、商品に「有機農産物」とか「有機栽培」と表示することはできない。そのかわりに有機栽培であることが伝わるように、「農薬と化学肥料を使わずに育てています」というシールを貼って伝えているのだが、このお客さんは電話の向こうの人と、そのシールを目印にどの野菜を買うかという話をしているわけだ。
つまり、つまり、これはひょっとして、うちの野菜の固定客第1号様の誕生ってことか?!
そのお客さんは、うちの野菜を4つくらい買い物かごに入れて、レジの方へ。あああ、こんな嬉しい話は涙なくして語れない。毎日、日の出から夜まで、種をまいて草を取り、収穫、袋詰めし、少し遠い(納品時間を含めて往復1時間半程度)けれど火、木、土、日の週4回、休まず納品してきたかいがあった!
あまり売れず、苦戦気味だった天王寺カブも、品種としてのおいしさが少しずつ伝わってきたのか、ここ数日は一定量が売れるようになってきた。最近は、一般的に流通しているカブとは違うということを見せたほうがいいという先輩の助言にしたがって、品種名と特徴を簡潔に記したシールをつくって貼り、うちの農場の「むかし野菜シリーズ」として売ることにした。
天王寺カブのおいしさがいろんな人に伝わりますように!
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