農の現場見学(4)自分のダメに気づけるか

よりい週末有機農業塾

つむぐ畑のメンバーで森林インストラクターでもある方に、メガソーラー予定地の山林を案内していただく

よりい週末有機農業塾で『つむぐ畑』という活動をしている人たちの現場を訪問した。

つむぐ畑は、寄居町の有機菜園・皆農塾で開催されている家庭菜園講座から派生したグループ。メガソーラー開発で消えようとしている畑や山林に囲まれた荒地を開墾し、自分たちが食べる野菜を育てる菜園づくりをしている。

メガソーラーというと、環境やエネルギーの問題としか捉えない短絡的な思考が目立ち、自分の暮らしに落とし込んで考えられない荒涼とした大地が広がっている。

山林や農地が売られるのは、それらに価値がないと見なされるようになったからで、その背景には農業人口の減少、少子高齢化、生活様式の変化、都市中心型の社会経済の進行などがあるし、農業人口が減っているのは食料の輸入問題や購買者の嗜好(安いほうがいい)、職業観、教育などにもつながり、さらにこれらはまた別の問題と密接に関わっている。

ただ、そもそも、こういう「●●化」とか「うんちゃらの減少」とか、わかったような空気満載の書き方も良くない。

スーパーのセール品ばかり求めたり、レンチンでお手軽調理♪とかしてたり、詰め込み型のお受験勉強を子どもにさせたり、そういう毎日の暮らしのひとつひとつの行為の延長線上にメガソーラー問題がある。

こんなことを書いているおれも、今日、チェーン店の蕎麦屋の券売機に並んでたら、別のお客さんから余ってる無料クーポンもらえて喜んでるし、酒飲んだ後のカップラーメン最高!とか言っている😅

無料クーポンは安さを求める延長にあるし、カップラーメンなんて輸入小麦の固まりだからいろんな問題をはらんでいる😥

開き直る訳じゃねえけど、人間なんてそんなもんたろう。ただ、大事なのはそういう自分のダメダメ部分に気づいているかどうかだ。完璧な人はどこにもいない。これ、よくないんだよなという思いがあれば、もう少し謙虚になれる。山林をぶっ潰してメガソーラーを建てる根性にはその謙虚さが微塵もない。

誰も無関係ではいられないはずなのだが、みな対岸の火事だと思っている。自分のダメダメ具合に蓋をしちゃってる。あっちは大変だな、でもうちは燃えやしねえよ、そんな感じだ。

だから、メラメラと燃えている🔥現場に人を連れていくことにした。火ぃつけてんのは自分たちだぜ。遠くから見てねえで、小さいうちに消しにいかねえと、あんたのうちも燃えちまうよ🔥

黙って見てねえで一緒に火消ししようぜ👍

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