小さな多品目山菜園を作る

こごみ クサソテツ
多品目果樹園計画に続き、少しずつ山菜を増やすことにした。栽培できそうなものは多くないが、まずは知人から譲って頂いた山椒とタラの木、紅葉いちごを植えた。

背景に写る山は寄居町今市地区にあるメガソーラーの建設予定地で、現在、建設計画が進むかどうかの瀬戸際にある。3ヘクタールもの山林が潰されて、太陽光発電パネルが敷き詰められる話になっている。

計画が進んだら、そこで発電された電気は巡り巡って、このFacebook投稿に要する電力として使われるかもしれない。そうなったら、おれも共犯者である。メガソーラー反対!みたいなことを吠えているくせに、実に情けなく自己矛盾の蟻地獄から脱出できない状況のわけだ。

それをわかった上で、ちょびちょび木を植えている。抵抗であり、慰めであり、楽しみでもある。一言では言い表せない複雑な心境だ。

タラの木は、すでに何年か前にメガソーラーとして山林が葬られた場所の向かいにある畑に植えた。

いずれも見事な生命力を発揮し、新天地で根付き、新芽を出し始めた。収穫が始まる頃には、新しいメガソーラーが生まれ、それとともに新たな山林が永眠することになるかもしれない。

そうなったとしても、少しばかりの木を植えよう。20~30年後にメガソーラーが朽ちても、豊かな実りは続くはずだ。

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