今年も栽培 ポンテローザトマトのこだわり 

今年も栽培ポンテローザトマト

左から二番目がポンテローザの種袋

今年のトマトは去年と同じ、日本の桃色トマトの元祖といわれるポンテローザ、加熱調理用のサンマルツァーノに加えて、ミニトマトでは珍しい固定種のステラミニトマト、あと保険的な意味合いで栽培中にトマトが割れにくいという謳い文句の麗夏(サカタのタネ)を選んだ。

このなかでも、去年からこだわって栽培しているのがポンテローザだ。

ポンテローザ(毎日新聞の記事によると正式にはポンデローザ)は、甘さばかりを前面に押し出したトマトが主流の現在において、コクのある昔懐かしい味。トマトの青くささと酸味、甘みがほどよく混ざっていると評する人もいる。昭和の半ばくらいまで、露地栽培のトマトといえば、このポンテローザだったらしい。

昭和40年代以降、甘くて日持ちのする品種が登場し、形がでこぼこで箱詰めしにくかったこともあってか、ポンテローザは市場から姿を消し、スーパーの棚などで見かけることはなくなった。つまり、自分が生まれた頃にはすでになかったことになる。

ただ、「昔のトマトはうまかった」という文言にふれるたび、いったいどんなトマトだったんだろうという思いがよぎる。

そんな中、去年、「日本の桃色トマトの元祖」としてポンテローザの種を販売しているところを見つけたので、さっそく購入し、栽培を始めてみたわけだ。雨の多い露地栽培で初めてやったにしてはまあまあの出来だったため、今年はトマトの割れをもう少し少なくするため水はけに一工夫し、再チャレンジ。

昔ながらの味というのがどういうものなのか、舌の記憶にはないので、再現しようもないのだけれど、甘いだけのトマトじゃないという触れ込みに引き寄せられる。

種はおとといまいた。うまく育ちますように!

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