カネの呪縛から解放されるほど田舎は楽しい
おーんちゃんとよく話す近所の人が、実は猟師だったということを最近知り、おーんちゃんがちょこちょこ獲物を頂けるようになった👍
今日は脂ののった猪肉をいただく。前回は赤身で、焼いて食べたら最高にうまかった。
「脂のってるから、猪汁にするとおいしいよ」
とのことで、仕事を早めに切り上げ、助言に沿って猪汁を作ることにした。
香味野菜が入るといい出汁が出る、とシェフに教わったので、土手で採ってきた春の恵み野蒜(のびる)を刻み、肉とあわせていただいた大根、うちのネギと人参、にんにく(去年取れたのがまだ使える!)、かき菜、自家製干し生姜を加えて、コトコト煮込む。
おーんちゃんが手伝っている原木椎茸の農家さんから、デカくなりすぎた椎茸をたっぷり頂いたので、贅沢にたんまり入れる。
味付けは自家製の味噌。
野山の恵みが詰まったうまそうなこの猪汁、使う素材に買ってきたものは一つもないが、買ってきたものより遥かにうまい😋
こういう暮らしができるようになったのは、カネの呪縛からどんどん逃れられているからだ。
カネが必要ないと言いたい訳ではない。呪縛から解き放たれていない人にはなかなか伝わらないが、問題はその呪縛なのだ。
田舎には何もないという人がいる。
それはより正確にいうと、金を使える場所が(少)ないということだろう。
でも、解き放たれれば、カネを使わなくてもうまいものは食べられるし、周囲で手に入るものを使って生み出す喜びや楽しさもある。
そうした小さな解放が増えれば増えるほど、カネをそんなに使わなくても暮らしていけることに気づき、自分でできることも増え、田舎暮らしがどんどん楽しくなってくる。
解き放たれないと、田舎には何もないが延々と続くだけ…。その人の捉え方次第で、田舎はどんより曇りもすれば、燦々と光り輝きもする。
都会(または都会的な暮らし)でカネがないのは悲惨でしかないが、金銭依存度を下げさえできれば、田舎だと必ずしもそうではない。
料理しながらそんな事を考えた。
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