数分で茹で上がる半生タイプの焙煎玄米麺

うちの田んぼで育てた米を製麺してもらった半生タイプの米麺です。

半生タイプなので2分程度で茹で上がります。平麺と細麺の2種類をご用意しています。
ラーメン、パスタ、うどん、炒め麺など、いろんな麺料理でお楽しみください。

商品名 焙煎玄米麺
原材料名 米(井伊農場産)、馬鈴薯でんぷん(北海道産馬鈴薯を使用)
内容量 100g(1人前)
保存方法 直射日光を避け涼しい所で保存して下さい。
賞味期限 製造から1年(蒸気での殺菌後、パック詰めしているため常温保存できます)

価格

1パック250円

●製造者
農事組合法人りぞねっと
山形県最上郡真室川町新町379

●販売者 井伊農場

●ご注文方法

お問い合わせフォームに以下の項目を入力の上、送信してください。

①お名前

②送付先ご住所、郵便番号

③連絡先電話番号

④ご注文量(平麺、細麺別に)

よりい週末有機農業塾/埼玉県寄居町

有機農業塾春キャベツの定植

埼玉の社会人向け有機農業教室、体験

2026年度(令和8年度)の募集が始まりました。詳細は以下の寄居町役場ホームページをご覧になるか、寄居町役場にお問い合わせください。

募集します! 「よりい週末有機農業塾」受講生 (寄居町役場)
2026年度から隔週での開催になります。

よりい週末有機農業塾は、埼玉県寄居町の事業として2021年度から始まった週末開催の有機農業教室で、居住地を問わず誰でも申し込めます。社会人でも仕事を続けながら無理なく通える入門的な内容の有機農業学校です。

土に触れ、種をまき、育て、慈しみ、四季の移り変わりとともに恵みをいただく、そんな体験をしてみませんか。

過去の開催の様子は当農場のブログで公開しています。

以下、第一期(2021年度)の場合を例にして概要をご案内します。今後、内容や開催頻度などが変更になる(たとえば毎週開催→隔週など)可能性がありますので、最新の情報につきましては、寄居町役場産業振興企業誘致課にお問い合わせください。

●寄居町役場
電話:048-581-2121(代表)
https://www.town.yorii.saitama.jp/

2021年度の事例(開催年によって変更になる可能性があります)
【期間】5月~翌年2月(10か月間)
【開催日時】毎週日曜日、午前9時~正午
【対象】寄居町で有機農業に取り組みたい方、自給的な農業や農ある暮らしに興味のある方。
 ※居住地や経験等にかかわらず誰でもお申込みできます。
【定員】6名(お申込み多数の場合は抽選)
【おもな内容】
①農薬と化学肥料を使わない有機農法による露地野菜の栽培、管理、収穫
 ※収穫した野菜は、お持ち帰りいただけます

②基本的な農機具の使い方
鍬、鎌、収穫包丁、耕耘機、草刈り機など

③作物の調製、出荷体験
出荷するにあたって知っておくべき規格や調製の基本などについて学び、実際に育てた作物を出荷(販売)します。

④農産物加工施設の見学
寄居町にある農産物加工施設を見学します。

⑤農産物加工体験(味噌づくり)
自分たちで育てた大豆を使い、味噌を仕込みます。仕込んだ味噌は各自、お持ち帰りいただきます。

⑥農の現場見学
寄居町内にあるさまざまな有機農法の現場を見学します。寄居町の多様な地形や農の形に触れることで、将来、自分が取り組みたい農のイメージづくりに役立てていただければ幸いです。

●2021年度の見学先
①横手園
寄居町の特産品みかんを有機農法で栽培している横手園さんの見学。傾斜地ならではの農作業を体験します。

果樹の有機栽培の見学
横手園さんの見学

②あたかファーム
ふだんは会社勤めをしながら、家族が食べる野菜を自分たちで育てているあたかファームさん。畑を取り入れた暮らしぶりを見学します。

有機農業の現場見学
あたかファームさんの見学

③まんぷく農場
有機農業を生業として暮らすまんぷく農場さん。農業を仕事にして生きていくいうのはどういうことなのかを見学します。

④つむぐ畑
自ら開墾して畑をつくることから始まり、そこで野菜を育てている市民グループ。活動の始まった経緯をうかがったり、様子を見学したりします。

よりい週末有機農業塾
つむぐ畑のメンバーで森林インストラクターでもある方に、メガソーラー予定地の山林を案内していただく

全体の年間スケジュール(2021年度の場合)

おもな内容
9 開講式、オリエンテーション、自己紹介
堆肥の使い方
夏野菜の植え付けと仕立て(ナス、キュウリ)平鍬の使い方とポリマルチ張り
鉄線を使った防虫ネット張り
16 耕運機の使い方
夏野菜の植え付けと仕立て(ミニトマト、万願寺唐辛子)
堆肥の使い方②
23 草刈り機の使い方と草刈り
さまざまな草の抑え方
夏野菜の手入れ、管理
30 ★農の現場見学①
6 夏野菜の管理(ミニトマトの誘引)
夏野菜の種まき
13 夏野菜の収穫、管理(ナスの剪定、キュウリの脇芽かき、麦わらマルチ)
20 夏野菜の試食
夏野菜の管理(キュウリの摘芯、水ナスの支柱立て)
耕運機の使い方の復習
秋冬野菜の定植(サツマイモ)
27 夏野菜の管理
堆肥場作りと切り返し
地域資源を活用する栽培について
野菜と作型について
秋冬野菜の種選び
4 種袋の読み方、用語解説など

よりい週末有機農業塾種袋の読み方
種袋に記された情報の読み方

種まき培土づくり
秋冬野菜の種まき(キャベツ)と育苗場所づくり
踏み込み温床の解体と再利用方法

11 秋冬野菜の育苗
大豆の種まき

よりい週末有機農業塾在来大豆の種まき
在来大豆の種まき

夏野菜の管理(マイカバンド張り、葉かき)
大豆の種まき

18 草刈りと草マルチ
大豆の中耕除草
秋冬野菜の種まき(人参)
秋冬野菜の管理
夏野菜の管理
25 秋冬野菜の定植(キャベツ)
大豆の中耕除草
夏野菜の管理
1 夏野菜の管理(万願寺唐辛子の剪定)
道具、機械類の手入れ
人参の除草
8 菜園プランの作り方
連作障害について
夏野菜の管理
キュウリの片付け、インゲン種まきの準備
15 野菜の出荷規格について
出荷規格を意識した収穫物の調製

よりい週末有機農業塾夏野菜の調製
出荷規格に合わせた夏野菜の選別」

秋冬野菜の種まき(春菊、レタス、ミニ白菜)
農業資材の見学

22 夏野菜の管理と片付け
人参の間引きと除草
秋冬野菜の管理(サツマイモのつる返し)
29 夏野菜の管理
秋冬野菜の定植(春菊、ミニ白菜、レタス)
秋冬野菜の種まき(いんげん)
5 作物観察
夏野菜の片付け
夏野菜の管理
秋冬野菜の種まき(白菜、大根、小松菜)
畑の土を使った育苗培土つくり
12 作物観察
秋冬野菜の種まき(小松菜、カブ、高菜、かつお菜、ターサイ)
秋冬野菜の管理
19 秋冬野菜の種まき(越冬大根、水菜)
春野菜の種まき(春キャベツ)
26 夏野菜の管理
秋冬野菜の定植(白菜、ターサイ)
秋冬野菜の管理(大根の間引き)
10 3 社会人週末有機農業教室
稲刈りの準備(竹の切り出し)
地域資源を活用した栽培について
秋冬野菜の定植(高菜、かつお菜)
10 農の現場見学①
採れたて枝豆の試食会
17 社会人有機農業教室
春野菜の種まき(サニーレタス)
種採り体験
夏野菜の片付け
春野菜の定植(春キャベツ)
24 稲刈りと天日干し
31 地域資源栽培の事例紹介
里芋の掘り上げと貯蔵場所づくり、貯蔵の仕方
11 7 農の現場見学②
14 社会人有機農業教室
有機農業での新規就農について
21 社会人有機農業教室
農産物直売所の出荷規格について
農産物直売所の見学
出荷体験
春野菜の定植(サニーレタス)
28 大豆の刈り取り、天日乾燥
夏野菜の片付け
籾殻ぼかしづくり
社会人有機農業教室
12 5 農の現場見学③
籾殻ぼかしの切り返し
12 籾殻ぼかしの袋詰め
山の下草刈り準備
炭焼き体験
ロープの結び方
社会人有機農業教室
19 在来大豆の脱粒と選別

よりい週末有機農業塾在来大豆の脱粒と選別
足踏み式脱穀機を使った在来大豆の脱穀・脱粒
26 農産物加工施設 里の駅アグリン館の見学
1 9 ★農の現場見学④
16 踏み込み温床用の竹の切り出しと加工、竹林整備
23 踏み込み温床の枠づくり
30 山での落ち葉集めと踏み込み温床づくり
2 6 ★農の現場見学⑤
13 田んぼの畔整備
地域資源の活用体験
20 手前味噌づくり
27 春野菜の種まき、片付け、閉塾式

地域資源栽培って??

地域資源栽培とは、その地域にあるさまざまな資源を作物の栽培に活用する、省エネルギーで循環型の農法です。昔はこれがごくありふれた農業の姿でしたが、化学肥料と農薬をセットにした、経済効率最優先の大規模栽培が一般化するにつれ、どんどん廃れていってしまいました。

でも、私はもう一度自然と向き合い、人間が自然の一部ととらえられていた時代のやり方を学びなおし、大規模栽培や輸出などとは違った手法で、農の復権を目指したいと考えています。

ここでいう地域の資源は、大きく2つに分けられます。

地域の資源1 種

地域の資源の一つ目は種です。現在、日本で販売されている種の多くは外国産と言われています。正確な統計はないようですが、やや古いものの朝日新聞の記事(2012年12月25日)によると、国内採種率は10~20%ほどのようです。

一般的な種袋の裏面には種の生産地が記されていますが、ほとんどは外国製です。

現在では、種は買うものとみなされていますが、作物を育て、花を咲かせてその地域で種を採ることで、作物生産の源となるこの種を在来化し、地域の資源としてよみがえらせます。

法律の変更により、自分で種がとれる作物の種類は狭められてしまいましたが、在来種とよばれる昔ながらの作物などは、まだ種を採ることができます。

地域の資源2 里地里山が生むもの

里地里山は、 落ち葉、草、竹、篠竹、わら、もみ殻、米ぬかなど、さまざまな資源を生み出してくれますが、今はほとんど使われなくなり、ゴミや邪魔者と見なされてしまっています。

使わないと、 地域の景観が荒れ、獣の害を引き起こすことになりますし、 ゴミとして焼却されれば、環境に負荷がかかります。

里地里山の美しさは人間の手入れのたまものです。
耕作放棄地されて林地となった農地
手入れされなくなって荒れてしまうと、さまざまな問題を引き起こします。

実践例-1 踏み込み温床

●使用する地域の資源
落ち葉、竹、わら、米ぬか

冬の間、竹とわらで枠をつくり、その中に落ち葉、米ぬかをサンドイッチ状に積んで水をかけ、足で踏み込んでいくと、発酵熱がでます。その自然の熱を活用して、冬の間に春や夏の野菜の苗を育てます。
この発酵熱を活用した苗床を踏み込み温床といいます。

使い終わったら、落ち葉やわらは積んで山にしておくと、1~2年ほどで良質な腐葉土に生まれ変わります。この腐葉土は、次の季節の種まきに使います。竹も炭にしたり、堆肥にしたりするので、ゴミが出ません。

仕込み終わった踏み込み温床
仕込み終わった踏み込み温床。アルミサッシの窓は捨てられるものを温床の蓋として再利用しています。

実践例-2 草マルチ

●使用する地域の資源

刈らなければならない面倒な存在だと認識される草を資源として捉えなおし、刈るのではなく取りに行くものと思考を転換します。
この取ってきた草をビニールの被覆材(マルチフィルム)の代わりに敷き草として使います。

刈った草を軽トラックに載せて運びます。
作物の株元や、作物間の通路部分に草を敷きます。写真は落花生(左)とスイカ(右)の間に草を敷いたところ。

敷き草には次のような効果があります。

・土のなかの生き物の餌になる(→土が豊かになる)

・日光を遮断するので下から草が生えてこない

実践例3 荒れ地再生炭焼きプロジェクト

●使用する地域資源
荒れ地(竹、篠竹、枯れ木など)

使われなくなって荒れてしまった農地や山林などの竹、篠竹、つる草、枯れ木などを使って炭焼きをし、その炭を作物栽培に活用します。

無煙炭化器の炭焼き試験開始!
無煙炭化器による炭焼き

詳しくはこちら!

荒地再生炭焼きプロジェクト
https://e-nojo.com/sumiyaki/

5つのこだわり

野菜の栽培についてはさまざまな考え方がありますが、当農場では、野菜も人間も生きているという意味では基本的には同じだという考えのもと、次の5つのことを大切にして野菜を育てています。

1.健全な土が健康な作物を育む

枯れ草などの有機物で作物周りの地表を覆うことで、乾燥を防ぎ、草を抑え、土の生きものに餌を与えて紫外線から守る。有機物被覆にはさまざまな効果がある。
枯れ草などの有機物で作物周りの地表を覆うことで、乾燥を防ぎ、草を抑え、土の生きものに餌を与えて紫外線から守る。有機物被覆にはさまざまな効果がある。

しっかり睡眠をとり、きちんと食事をとってストレスなく生きていれば病気にかかりにくくなるのと同じで、作物も健康に育てれば病気や虫にやられることはあまりありませんし、やられたとしてもさほど大きな被害にはつながらないものです。

農作物にとっての睡眠や食事の場は畑の土なので、当農場では作物が健康に成長する土を育てることを重視しています。(これが簡単ではないのですが……)

2.食べ過ぎは病気のもと

人間も作物(植物)も同じで、たくさん食べると早く大きくなります。ですが、食べ過ぎでメタボになると病気がちになるのと同じで、早く大きく育てたいがために肥料をあげすぎてしまうと、病気の原因になります。ですので、与える肥料を少なめにして、健康な作物を育てることを心がけています。

また、人間がサプリメントや栄養ドリンクだけでは元気に育たないのと同じで、化学肥料だけを与えている畑では作物は健全に生育しません。だから、畑に十分なごはん(畑の主食となる堆肥など)を与えるようにしています。

3.健康なら薬(農薬)はいらない

健康な作物は病気や虫に負けることはありません。虫や病気にやられたら(やられそうになったら)農薬を使う、という考え方ではなく、虫や病気にやられないような元気な作物を育てることを目指していますので、たとえ有機JASで認められた農薬であっても、使いません。そのため、有機JAS認証も取得していません。

有機JASの認証制度について詳しくはこちら
・有機食品の検査認証制度(農林水産省)

病気や虫で作物が大きな被害を受けたら、作物が何らかの理由でストレスを受けていたことが考えられますので、そのストレスの源を突き止めて予防する、という方法で健康な作物を育てていくのが当農場の考え方です。

4.野菜も人間も一人じゃ生きられない

枯れ草や作物の残さを食べて土に還す一役を担うヤスデ(幼生)
枯れ草や作物の残さを食べて土に還す一役を担うヤスデ(幼生)

人間がひとりでは生きられないのと同じで、本来は野菜も単独では健康に育ちません。ミミズやヤスデ、トビムシ、さまざまな微生物や植物など、畑のいろいろな生き物の活動がなければ、健康な野菜が育つ健全な土は成り立ちません。

農薬を使うとこれらのこれらの生き物を殺してしまったり、悪影響を及ぼしてしまったりします。さらに、こうした生き物が農薬の害を受けると、これらの生き物を餌として生きている生き物にも影響を及ぼします。当農園が農薬を使わないもう一つの理由は、こうした畑とともにある生き物たちを守るためなのです。

5.育てやすさ、売りやすさより「おいしさ」

「育てやすくて売りやすい」というのは農家にとってとてもありがたいことです。野菜の種を買うと、その袋には「育てやすさ」や「売りやすさ」に関係する、次のような売り文句が書かれています。

育てやすさ

早く育つ、発芽がそろいやすい、病気に対する抵抗力がある、暑さ(寒さ)に強いなど

売りやすさ

収穫量が多い、形がそろう、色がいい、大きくなりすぎないなど

値段の安い輸入作物がたくさん国内に入ってくるなか、育てやすくて売りやすいという条件は、農家にとってとてもありがたいことです。ですが、作物は食べ物ですので、それよりも大切なのはなんといってもおいしさだと思います。(安全で安心できるのは第一です)
早く育ち、病気に強くてたくさんとれる野菜でも、おいしくなければ長くは売れませんし、買ってくださった方も残念な気持ちになることでしょう。

加賀伝統野菜の打木源助大根
当農場でも栽培している「売りにくい」野菜のひとつ、打木源助大根。肉質なめらかで甘みがあり、煮物やおでんにとてもよく合うが、芯が空洞になったり、す入りしたりしやすい。

昔と比べると野菜の栄養価や味が落ちたとは、よく言われることです。その理由はいろいろあると思いますが、ひとつは味より育てやすさや売りやすさが優先されてきたことにあるのではないかと考えています。

とはいえ、繰り返すようですが、私も農家の一人として、育てやすくて売りやすいということ自体はとてもありがたいことだと考えています。ただ、それよりもおいしさをより重視したいのです。

栽培しているもの ー 在来野菜もいろいろ少しずつ

加賀伝統野菜の打木源助大根

当農場では季節に応じて在来種を含むさまざまな作物を栽培しています。

農業にはいろいろな経営の形があり、国内ではネギ農家、キャベツ農家といったように専門の作物を中心に栽培する農家が多いですが、当農場ではその季節にとれるさまざまな種類の露地野菜を少しずつ育てる少量多品目栽培をしています。

それは、無農薬栽培をする上で、場所を変えてさまざまな種類の野菜を育てる「輪作」や、複数の種類の野菜を混ぜて植える「混作」が重要な栽培技術であるためでもありますが、うちの農場と食べてくださる方の食事がつながっていて欲しい、その季節にとれる旬の作物で食卓をいろどって欲しいという想いが根底にあるのが大きな理由です。

栽培方法についての情報公開

春夏秋冬、それぞれの季節に畑をいろどる多様な味が食卓の豊かさにつながれば嬉しいです。

当農場の栽培作物

野菜、穀類(、麦、大豆)、香辛野菜を含めて年間約70品目の作物を育てています。
2022年からごくわずかですが、栗、レモン、枇杷、プラム、杏子、ポポー、ゆず、梅などの果樹や、ヘーゼルナッツ、アーモンド、ペーカンナッツなどのナッツ類の栽培を始めました。

葉もの類
小松菜非結球白菜(べか菜、山東菜)、からし菜、わさび菜、チンゲンサイ、春菊、キャベツ、サニーレタス、半結球レタス、球レタス、ほうれん草、水菜

花蕾類(つぼみを食べるもの)
ブロッコリー、のらぼう菜、紅菜苔、菜ばな、かき菜、

根菜類
大根カブ人参、ジャガイモ、ラッキョウ(エシャレット)など

豆、麦など
さやいんげん、実えんどう(グリーンピース)、そら豆、六条大麦(麦茶用大麦)など

果菜類
トマト、キュウリナス、ピーマン、シシトウ、在来青ナス、カボチャ、にがうり(ゴーヤ)、オクラ、パパイヤ

葉もの類
空芯菜(エンサイ)、ツルムラサキ、ネギ

豆類、穀類
枝豆、ゴマ

香辛野菜など
シソ、葉生姜、唐辛子、シソ、エゴマ(葉)、レモングラス、パクチー、バジル、ミントなど

秋から冬

根菜類
里芋、大根カブ山芋ごぼう人参、玉ねぎ、ニンニク、生姜、ラディッシュ、サツマイモ

葉もの類
キャベツ、白菜、ネギ小松菜、ちぢみ菜、ホウレンソウ、非結球白菜(べか菜、山東菜)、春菊、からし菜、ターサイ、チンゲンサイ、水菜、サニーレタス、半結球レタス、球レタス、ニラ、わさび菜

花蕾類
ブロッコリー、カリフラワー

香りもの
根生姜、にんにく、ルッコラ

穀類
大豆

土から生まれ土にかえる

枯れ草などの有機物で作物周りの地表を覆うことで、乾燥を防ぎ、草を抑え、土の生きものに餌を与えて紫外線から守る。有機物被覆にはさまざまな効果がある。

〜農薬と化学肥料を使わないもう一つの理由

 

畑は本来、その土地でとれる資源を上手に活かして作物を生産する資源循環の場であると同時に、さまざまな生き物が生きる場でもありました。

 
 
畑の生き物というと、作物を食害する虫がまっさきに思い浮かぶかもしれませんが、それらを食べる、いわゆる天敵もいますし、土の中で生きながら作物の生長を陰で支える土壌生物(ミミズやトビムシなど)と呼ばれる生き物もたくさんいます。
 

畑の典型的な「害虫」とされる夜盗虫(よとうむし)。こうした特定の生きものが爆発的に増えないように管理するのが有機農業の大切な仕事です。

 
こうした生き物たちは食べたり食べられたりといった食物連鎖のなかで命をつないでいますので、農薬を使って特定の生き物を一気に殺してしまうと、この連鎖が崩れてしまい、生き物のバランスを崩してしまうおそれがあります。トキが絶滅の危機に瀕した理由のひとつに、こうした農薬の使用があると指摘されています。
 
 

といっても、「どんな生き物も殺してはいけない」と言いたいわけではありません。生業として農業をやっていますので、作物を食害する虫をみつければ手で取ってつぶすこともあります。ただ、薬物をまいて生き物を殲滅するようなことはしたくないので、農薬は使わないのです。地球があまりにも人間中心に動かされてきていることへの小さな抵抗でもあります。
 
 

もうひとつは農薬と同じように広く一般的に使われている化学肥料です。現代の化学肥料は限りある石油などのエネルギーと鉱物資源なしに作ることはできないため、化学肥料頼りでは持続可能な農業は実現できません。
 
 

【ご参考】化学肥料Q&A(日本肥料アンモニア協会)

http://www.jaf.gr.jp/hiryou/question/Q3.htm

 
 

それに、化学肥料だけで作物を栽培し続け、畑に生き物の餌となる有機物(ここでは草、落ち葉、それらを材料にした堆肥など)を入れないと、土を豊かにする働きのある生き物が生きていけなくなり、土がどんどんやせていってしまうのです。やせた土では健康な作物は育たず、病気や虫にやられてしまいます。その結果、農薬の使用、という悪循環に陥っているのではないかと思います。
 
 

化学肥料がなかった時代に行われていたように、畑の近場で手に入る有機物を上手に活用すれば、畑やその周囲は生き生きと蘇るはずです。地権の問題があるので一筋縄にはいかないかもしれませんが、例えば荒れてしまった里山の下草刈りや落ち葉掃きをしたり、耕作放棄地や川原、空き地の草刈りをしたりして、そこで集めた草や落ち葉などの有機物を畑に還元する。
荒地に生い茂る篠竹も、活用方法次第では立派な資源として蘇るはずとの確信から、「荒地再生炭焼きプロジェクト」といったようなことも考えています。

▶︎▶︎荒地再生炭焼きプロジェクトについて

 
 

山の落ち葉をかき集めて作る腐葉土は有機農業に欠かせません。

 
 
里山が蘇れば野生動物による農作物の食害も減るでしょうし、美しい農村の風景も戻ってくるはずです。耕作放棄地が資源採取・循環の場として捉え直されれば、その数が減るかもしれませんし、地域内での資源循環の輪を再び作り上げることもできると思うのです。

 
 
実際に自分の農場を経営しながら、荒れた里山の再生までやるのはなかなか骨の折れることで、腐葉土(野菜の苗を育てるのに使う)の材料を集めるための落ち葉掃きくらいしかできないかもしれませんが、それでも、有機農業で生計を立てていく以上、頭のなかではこうしたことを常に考えていきたいと思っています。
 
 

▶︎▶︎5つのこだわりに戻る

売っている場所・当農場のお客様

食品館ハーズのポップ

【販売先とお客様のご案内】
当農場の作物や商品の販売先、ならびに作物を買ってくださっているお客様(お店)をご案内します。

販売先

食品館ハーズ

食品館ハーズの井伊農場のポップ
食品館ハーズさんが作ってくれたうちの農場のポップ

埼玉県深谷市にある地スーパー。地域周辺の他のチェーンのスーパーと比べると、こだわった商品の品ぞろえがよく、有機食材の棚もあります。このスーパーの地元野菜コーナーに出荷しています。

お客様

日本料理 喜楽

https://kiraku-yorii.co.jp/
寄居町にある日本料理店。季節の食材を使い、丁寧に産み出される料理、女将さんや板前さん、仲居さんのおもてなしが心地いいお店。地場の食材をなるべく使おうとするその姿勢がとても嬉しく、ありがたい。

居酒屋か~む

https://m.facebook.com/izakaya.calm/
寄居町にある居酒屋さん。日本酒好きの夫婦が営むお店なので、おいしい日本酒が飲めます。津本式血抜き法で血抜きした刺身や魚料理が売りですが、ほかにもおいしいものがいっぱいあります。

寄居町居酒屋か~むの有機野菜ナムル
うちの季節の野菜を使ったお惣菜盛り(ナムル/写真上)をメニューに載せてもらってます。そのとき採れる野菜を使ったナムルは、すべて味付けが違うので、食べて楽しい季節の一皿です。季節によって使う野菜が変わるので、小さな畑を食べるようなメニューに仕上がっています!

有機野菜とジビエ料理のお店 おにのわ

https://www.instagram.com/onino_wa/
農業や農家、大地の恵みへの愛にあふれる店長さんが営むお店です(東京都墨田区)
(おにのわinstagramより)
大地の恵みに感謝して。寄居町や茨城の有機農家の野菜とお米、全国の信頼できる猟師と管理の行き届いた加工所を通したジビエ肉で、身体に優しい、手づくり料理をご提供します。

栽培方法についての情報公開

最終更新日:2019年4月10日

<2026年3月1日追記>
2024年頃から耕さない環境再生型農法に切り替え始めましたが、以下の記述はまだその内容をすべて反映できていません。

当農場でどんな資源や材料、方法、考え方で作物を栽培しているかについてご案内するページです。

有機農法や有機栽培といっても、その根幹は共通しているとはいえ、ひとつひとつの栽培方法や考え方などは栽培者によって違います。そこで、当農場の作物に興味をもってくださった方々に向けて、それらがどうやって栽培されたものなのか、なるべくかみ砕いてご案内するページを設けることにしました。
ご購入を検討される際、判断基準のひとつにしていただければ幸いです。

少しずつ項目を作りながら、できあがったものから順番に公開していきます。

種の入手先

種屋さん

以下の種屋さんなどで在来種・固定種の種を中心に購入しています。
(その年によってどの種をどこで買うか変わります)

▶︎▶︎栽培している野菜の一覧はこちら

野口種苗研究所
つる新種苗店
自然農法国際研究開発センター
松尾農園

自分で種を育てる

なす、在来青なす、おくら、ピーマン、甘唐辛子、きゅうり、にんにく、黒ごま、大豆、麦などを中心に、自分で作物の種を育てるように採って使っています。種を採る作物の種類を少しずつ増やしていきたいと思っています。

JA(農協)直売所、スーパーマーケット

生姜、さつまいもなど一部のものはJAの直売所やスーパーマーケットで種(種イモ)を買っています。保存の難しい生姜やさつまいも(寒さに弱い紅あずま)の種も、自分の畑で育てたものを活用できるようになりたいです。

農薬

化学合成のもの、自然由来のもの含めて、農薬は一切使っていません。

肥料

米ぬか、堆肥、稲わら、麦わら、野草、緑肥作物、炭(自作)、落ち葉堆肥(自作)、液体肥料(自作)
当農場の自作液体肥料の作り方

▶無煙炭化器を使った自作の炭とその効果について

▶荒地再生炭焼きプロジェクト


ここでいう肥料とは、作物が健全に育つ環境を整えるために使うもののことです。当農場では化学肥料(化成肥料)は使っていません。

入手先

●米ぬか
当農場の田んぼで取れた米を自宅で精米した際に出る米ぬか、地域のコイン精米機から出る米ぬか

●堆肥
隣の小川町にある有機農業の仲間が始めた小川堆肥組合の堆肥を中心に、一部、自作の堆肥(材料はもみ殻、野菜くず、米ぬか、落ち葉、野草など)も使っています。
小川堆肥組合の堆肥の材料は、木の枝、落ち葉、もみ殻、草、米ぬか、水などです。

●稲わら
当農場でとれたものです。

●麦わら(小麦と大麦のわら)
当農場でとれたものにあわせて、近隣の農家から譲ってもらうものを使っています。

●野草(雑草)
当農場の田畑に生えてくる草を刈り取ったものです。
▶野草のおもな使い方「草マルチ」について

●緑肥作物
イネ科やマメ科の植物の種をまき、一定の大きさになったら細かく砕いて土に還すことで田畑を肥やします。こうした田畑を肥やす効果のある植物を緑肥作物といいます。

自作のもの

●落ち葉堆肥
地域で集めた落ち葉に水と米ぬか、野菜くずなどを加えて「踏み込み温床」として発酵させたもので、腐葉土のような性質を持っています。落ち葉についた自然の有用菌が働き、作物が健全に育つのを手助けしてくれます。当農場の縁の下の力持ちです。
▶踏み込み温床づくりについて


2025年から、里山の手入れを兼ねて、踏み込み温床とは別に落ち葉堆肥をつくり始めました。釘や紐などを使わず、竹林整備を兼ねて切り出してきた竹を組んで枠をつくり、そこに落ち葉をつんでいく方法です。

●もみ殻堆肥
当農場の米のもみ殻や地域の農家から譲ってもらえるもみ殻に、野菜の収穫残さ、米ぬかなどを積み重ねて堆肥化したものです。

●液体肥料
作物の収穫残さや野草などに水と米ぬか、地域で採取する自然界の発酵菌などを混ぜて発酵させたものです。液体肥料なので、雨が少なく乾燥しているときなどに補助的に使っています。

▶当農場の液体肥料の作り方「自作の液体肥料 作り方」

苗の育て方

種まき

●苗を育ててから植える場合
水稲用の育苗トレーに紙のポット(ペーパーポット)をはめ、そこに自分で配合した育苗用の腐葉土を入れて種をまきます。
ペーパーポットは日本甜菜製糖株式会社のニッテンペーパーポットを使っています。

▶︎ニッテンペーパーポットのご案内(日本甜菜製糖株式会社 紙筒事業部のホームページ)

●畑に直にまく場合
種まききのごんべえを使って種をまきます。

ごんべえについて詳しくはこちら(メーカーの株式会社向井工業のウェブサイト)
http://www.mukai-kogyo.co.jp/about

育苗用の土づくり

育苗用の土は、地域で集める落ち葉と米ぬかに水を混ぜて半年から1年(長いものは2年)寝かせて発酵させた腐葉土に、赤土(または畑の土)、もみ殻くん炭(もみ殻を焼いて炭にしたもの)、灰を混ぜて使っています。
腐葉土は、踏み込み温床を作る際にできるものです。

踏み込み温床とは?

踏み込み温床とは、冬(2月ごろ)に、春や夏の野菜を育てるために作る伝統的な温床です。当農場では、木の杭や竹、稲わらで枠を組み、そのなかで落ち葉と米ぬかをサンドウィッチ状に積みながら水をかけて足で踏み込む、という作業を何度も繰り返して発酵させ、その発酵熱を利用して冬から初春の間に春や夏の苗を育てます。

そのとき手に入る材料を組み合わせて作るので、年によってはおからやコーヒーかす、平飼い養鶏の鶏糞、木の枝を細かく砕いたもの、もみ殻、麦わら、稲わらなどを使うこともあります。

踏み込み温床づくり
竹と稲わらで作った踏み込み温床の枠
踏み込み温床
集めた落ち葉を枠のなかに入れて踏み込みます

春になって気温が上がると、使い終わった温床を解体して枠の中の腐葉土を積み上げておくと、半年から1年ほどの時間をかけて、さまざまな生き物たちが落ち葉を分解し、良質な腐葉土へ変えてくれます。

踏み込み温床でできた腐葉土で生きるカブトムシの幼虫
踏み込み温床の落ち葉を食べて生きるカブトムシの幼虫
苗の植え付け

●紙マルチ
苗を植えるとき、雑草を抑えたり、土の水分を保ったりするために、農業では一般にマルチと呼ばれるビニールの被覆材が使われていますが、当農場で使うマルチはビニールではなく、土から生まれて土に還る紙のマルチ(三洋製紙株式会社製造)です。
紙マルチも製造にエネルギーが投入されることを考えると、なるべく使わないほうがいいので、2024年からはサツマイモの植え付け時のみ使用しています。

三洋製紙株式会社 畑用紙マルチについて
紙マルチの穴からニンニクの芽が顔を出した
紙マルチの穴から芽を出したにんにく

最近は土に還るビニールのマルチ(生分解性マルチ)もありますが、紙のマルチと比べると土に還りにくいようなので使っていません。

▶︎▶︎関連ページ

土から生まれ、土にかえる

●草マルチ、有機物マルチ
田畑で刈った草を集めて、植えた苗の周りや畝、通路に敷く草マルチや、草以外の有機物(もみ殻、堆肥、麦わら、稲わらなど)で被覆する有機物マルチも活用しています。

▶︎▶︎関連ページ

草マルチの多様な効果
麦わらでマルチしたサニーレタスの畝
麦わらでマルチしたサニーレタスの畝

草の抑え方

上記の紙マルチや草マルチを含む有機物マルチのほか、以下の方法で草を抑えています。

●リビングマルチ
野菜の苗と苗の間(通路部分)に大麦や小麦などの種(食用に適さないクズ麦)を通常より多めにまいてびっしり生やすことで、草を生えさせないようにする技術です。生きているマルチ(被覆材)ということで、リビングマルチと呼ばれています。

●手や三角鍬でとる
草が小さいうちは、三角鍬で土の表面を削るようにして草を取ります。大きくなってしまったものや、狭いところの草は手で取ります。

●草刈機で刈る
わざと一定量の草を生やし、その草を刈り取って土に還すことで畑を豊かにすることを狙う場合は、ガソリンエンジンで動く草刈機(肩に背負うものと、車輪のついたもの)を使って草を刈ります。

PAGE TOP